人生山あり谷あり
10月2日 (土) 晴れ
8時起床
今日はいつもより遅く起きた。
土曜日恒例のプラのゴミ出し。
ワンパターンの週末の朝だ。
今日のオムレツはちょっと失敗かなぁ。
単車に荷物を積み込み台風一過の最高のお天気の中、前から行きたかった温泉に向けて11時頃出発する。
今回は出来るだけ細くて知らない道をゆっくり走るのが目的だ。
いつも通る幹線道路から良く見えていた、気になっていた橋。
やはり歴史的な遺産だった。
その橋からいつも通る新しい橋を見上げる。
そこから初めて入る谷に向かうと、私の予想通り素晴らしい田舎道が待っていた。
江戸時代初期に植えたとされる、立派な桜。
来年は是非とも花見に来よう。
初めて来るスキー場のゲレンデ。
少し走るとこんな田舎に突然大きなレジャー施設が現れてビックリ。
家族連れが沢山いて、子供達が楽しそうに遊んでいた。
そこにはキャンプ場もあり、テントが賑やかに張られていた。
人混みは得意ではないので、早々に引き上げる。
やはり私はこんな人気の無い田舎道を走るのが大好きだ。
ここで鉄分補給。
森林鉄道の橋脚に、いにしえのロマンを感じる。この上に掛かっていた橋桁は、プレートガーターだったのかなぁ。
たまらない。
今夜の宿を横目に素通りして、大好きな施設へ向かう。
その途中にある怪しげなでっかいアンテナ。
初めて見たときは、このクソでかいアンテナが急に動き出して、心臓が飛び出るくらいビックリした。
何やら宇宙を探っているらしい。
○○大学のなんとか望遠鏡。
とにかく物凄い性能の望遠鏡らしく、カッコいい。
人が居ないのが何より落ち着く。
そして先ほど素通りした、本日の温泉宿に無事に到着。
バイクは屋根下へ停めて下さいとの事で、お言葉に甘えた。
ライダーにはとても嬉しい。
この釜沼温泉は以前に予約して楽しみにしていたら、宿から『温泉が枯れてしまったので、温泉が出るまで暫くは休業します』と連絡がきた。
なのでとても嬉しい。
ロビー
キレイなお部屋。
窓の外は川が見える。
せせらぎがたまらない。
温泉にゆっくり浸かり
部屋で早速一杯
至福の時だ。
しかしこの後ご飯の時間まで、不覚にも寝てしまった。
そしてお待ちかねの晩御飯。
このアマゴの塩焼きは、最高に旨かった。
焼いただけなのに骨がとても柔らかく、頭から尻尾まで全部食べてしまった。
大好きな地酒を沢山頂き
ご馳走さま。
部屋へ戻り、ひとりゆったりと酒を楽しんでぐっすりおやすみ。
妻からLINEが来ていたが、いーたんが玄関から離れないらしい。
ホントにかわいいな。
10月3日 (日) 晴れ
七時半に朝御飯
こんな朝御飯が最高に美味しい。
絵に描いた様な快晴の秋晴れの中、方角だけ定めてあてもなく出発する。
走りながら『そうだ三浦ダムのそばまで行ってみよう』と思いつき舵を切る。
いずれにしても三浦ダムは一般の車両は入れないが、いつか歩きか自転車で行ってみたい憧れのダムだ。
途中にある牧尾ダム。
手前の大きな橋の上から撮影したが、高所恐怖症なのでお尻がムズムズ。
今度はダムの提体から先ほどの橋を撮影。
提体はロックフィルダムだ。
暫く先へ進むとやはり災害で通行止めだ。
仕方ない。
いつか必ず行こうと思う。
脇道の林道へ入ると林鉄の廃トンネルが突然現れた。
地形からして結構長いトンネルだと思われる。
中に入ってみたかったが、安全のためやめておいた。
少し下った所に公園があり、トロッコがあった。是非とも乗りたかったが1人では漕ぐのが大変と言われて諦めた。
数年前に訪れた時はイベントで林鉄を走らせており、無料で乗せてもらった事を思い出した。
楽しかったなぁ。
線路に単車
絵になるなぁ
発電所の上に伸びている水圧鉄管。
ゾクゾクする。
そうだ、久しぶりにあの御嶽山のロープウェイ入口まで行ってみよう。
ロープウェイ駅に着くと、あまり人が居ないと思っていたら駐車場は満車で凄い人が。
アメリカ製のカッコいい単車が止まっていた。ヘルメットが二個有ったので、彼女とタンデムかと思ったら、若いお父さんが小学生の男の子を乗せて来ていた。
きれいだなぁ
やはり人混みは得意ではないので、お土産だけ買って早々に引き上げ、まだ走ったことの無い細い道を山の中へと進む。
初めて走る田舎道を走ると、何故か心がぎゅうーっとなって幸せな気持ちになる。
そんな大好きな知らない田舎道を行き止まりで引き返して暫くすると、マシンに違和感があり直ぐに道端に止める。
イヤな予感が当たる
やはりバンクだ。
調べたら本当に小さな金属片が刺さっていた。
今日はお散歩みたいなもので、ロングランではないから重装備ではないので勝負にならない。
ロングランなら山の中でも生還出来るように工具一式にスペアチューブやらポンプやら持っていくが、今日は丸腰だ。
先ずは落ち着き金属片を抜く。
それから保険会社へ連絡するが、込み合っていてなかなか繋がらないので、ジャケットを脱ぎ、エンジンをかけてギアを入れてクラッチをつなぎ、そのまま単車を押してレッカーの人が分かりやすい場所まで行く。
地域のコミュニティ施設まで押してきた。
ここならトイレもあるし、販売機もある。
保険会社に繋がり、レッカー屋からの折り返しの連絡が。
約2時間位で到着するとの事。
パニアケースから携帯リュックを取り出して最低限の荷物を詰め込み、ヘルメットやジャケットをパニアケースにしまってレッカーへ乗せる準備をしておく。
そしてここから駅までのバスの時刻や列車の時刻を確認したり、帰りの列車の中で飲むビールやら酒にツマミの事を考えていると、こんなトラブルなど大したことないな、と事故では無いので自分を慰めて少し落ち込むがこの状況を楽しもうと前向きになる。
レッカーを待つコミュニティ施設で、時間がゆっくり流れる。
レッカー屋から再度電話が
『今○○迄来たのであと30分位で到着しますのでもう少しお待ち下さい』
更に付け加えて
『その山の中からどうやってお帰りになるのですか?本当は保険屋に止められているのですが、良かったら一緒に乗っていってください』
とありがたいお言葉が。
私としては帰りのツマミの買い出しの場所まで考えて、呑み鉄を楽しみにしていたのだが、どうせならと相乗りをお願いした。
ごめんな相棒
レッカー到着
途中で荷締めの確認
車内で運転手さんと趣味が合い、話が盛り上がりあっという間に自宅到着。
仕事が終わったらビールでも呑んでと、運転手さんのポケットへお礼を強引に突っ込んでお別れした。
ありがとう
お陰さまで無事に帰宅できました。
早速パンク修理にとりかかる。
心配かけたなボーイズ
ただいま