すり鉢
11月26日 (金) 晴れ
今日は会社をサボり愛車の車検を、10時15分からの第2ラウンドで受けてあっさり合格。
早いものでもう2年たったんだなぁ。
午後はボーイズと家でゆっくりして、夕方から久しぶりに会社の仲間と2人で飲みに行く。
初めて行く店なのだが主にワインを扱っていて、私みたいな素人には気楽に楽しめてお料理もとても美味しかった。
改めて味の違いがよくわかり、大変勉強になった。
最後に焼き鳥屋で軽く一杯やり、誰もいない田舎の街を千鳥足で帰宅。
11月27日 (土) 晴れ
8時半起床
昨夜は少し呑みすぎたが、気持ちよく目覚めた。
ストーブに火を入れる。
妻と娘はまだゆっくり寝ている。
ふたりとも疲れているだろうから、ゆっくり寝かせておき朝御飯を作り出す。
するとチャイは決まって私の足元にきておねだり。
サラダのキュウリを1切れあげるとカリカリ旨そうに食べていた。
豆を挽いてからオムレツを焼く。
今日はだいぶ納得のいくのが焼けたが、まぁ自分としては60点といったところか。
ホットサンドを焼いていたら2人とも起きてきた。
週末の変わらない、1日の始まりだ。
ボサボサのチャイをバリカンで狩り、薪割りを始める。
背骨がボロボロなので、もう斧は振れないから機械で割る。
こんな時間が無になれて本当に楽しい。
夕方まで楽しく薪割りをして、出発する。
結構狭い道を登りきる。
行き止まりの一軒宿
独特の雰囲気だ。
宿の主人に部屋へ案内して頂くが、主人が
『大変申し訳ありませんがお客さんは奥の旧館になります。』と恐縮して何度も謝ってくる。
私にとってはこのような宿は古ければ古いほど魅力的なので逆に喜んでいたら、主人は変なヒトだなぁみたいな感じで笑っていた。
本館から吹きさらしの渡り廊下で旧館へ
渡り廊下から見た旧館
なんともたまらない建物で嬉しい。
今夜この旧館は私達だけなので、静かでゆっくり出来るから嬉しい。
最高の部屋だ
しかしここで異変が。
なにか座卓に違和感が。
どう見ても平らではなく、湾曲しているのだ。
気にせずに早速温泉へ。
離れにある雰囲気の良いお風呂だ。
至福の一杯。
テレビを見ながらくつろいでいた妻が笑っている。
座卓がすり鉢になっており、真ん中に向かってビールの缶が滑っていく。
こんな光景がたまらないね。
ポットも専用品でなければダメみたいだ。
私も古い宿に結構お世話になったが、このような座卓は初めてで感動したが、これはネタなのか?
いいよぉー、本当にたまらない。
こんな出来事が忘れられない思い出になる。
中には苦情を言う方もいるかもしれないが、私には最高のネタだ。
ビールが終わったので、こっそり持ってきた美味しいワインに切り替え傾斜を楽しむ。
置き方によって滑っていくグラスを眺めながらの一杯は滑稽だ。
そんな楽しい時間もあっという間に過ぎ、楽しみな夕食だ。
どれも私好みの薄味で、美味しく頂いた。
こんなお料理は地酒が旨いのでお願いすると、やはり私のご近所の酒蔵のお酒であった。
持ってきた主人に、この酒蔵のすぐ近くに住んでると言ったら笑っていた。
部屋へ戻り残りのワインを空にして、2人しか居ない旧館で静かにぐっすりおやすみ。
11月28日 (日) 晴れ
7時半起床
本当に静かでぐっすり寝られた。
暖房がしっかり効いてとても快適だったが、この冬一番の冷え込みで外は0℃だとの事。
8時半に朝御飯。
これもどれも優しい薄味で、本当に美味しい。
こんなお料理が大好きだ。
部屋でゆっくりして10時にチェックアウト。
見送りの女将さんが私の事を都会から来たと思っていたらしく、昨日の晩酌の酒蔵の近所から来たと知って、とてもウケけていた。
また来ますね、女将さん。
湖畔の洒落た観光施設でモーニングコーヒーを頂き、昼のパンとか娘のお土産、夜のツマミ等を買って帰宅。
ストーブに火を入れ、日溜まりで安心して寝転ぶボーイズ。
かわいいな
先ほど買ったパンと珈琲で軽くお昼ごはん。
それから日が暮れるまで、ゆっくり薪割りを楽しんだ。
倉庫の脇でラジオを聞きながら、薪割機を使って割っていく。
とても寒くて鼻水垂らしながら、でも身体は暑い。
積み上げた薪を見ると、とても安心する。
また山に行って伐採しなきゃ。
今回も本当に楽しかった。