桜大好きの日記

思った事を綴ります

大冒険5

5月2日 (月) 晴れ

6時起床
息子のベッドのお陰で、スリーボーイズでゆっくり寝られた。

キレイにひげを剃り、
朝御飯をパンと野菜ジュースで簡単に済ませ、昨夜食べたゴミをマシンの荷台のゴミ箱に片付ける。


荷物をマシンに積み込み、ボーイズも外で朝御飯。


閑静な住宅街をゆっくりお散歩。


息子が居ればもう1泊して一緒に酒でも呑むが、名残惜しいけれど今回はここでアパートとお別れだ。

8時に出発。
空港のパーキングでケージにボーイズを入れて、息子の車に乗り換えいざ出陣だ。
ワシントニアパーム並木を突き進む。

8時45分
宮崎軽自動車検査協会に到着。


まずは書類を数枚作成するのだが、この検査場は初めてだと伝えたら本当に優しく丁寧に、おじさんや若くて綺麗な女性や、私好みのイカした物凄く綺麗な私と同年代の女性やらが、入れ替わり立ち代わり教えて下さった。

しかし少し言葉が解らない所があり戸惑ったが、そこはにこやかに解った振りをして笑顔でお礼を言った。


9時に一連の手続きが終わり、私は10時30分からの第2ラウンドの予約だが、もうラインに並んで良いと言われたのでお言葉に甘えて並ぶ。
なんとおおらかなのだろうか、宮崎。

いよいよ私の検査の番が回ってきた。

検査官が後部座席のシートベルトを点検しようとすると、ケージに入ったボーイズを見てビックリしていた。
そうだよなぁ、普通は車検場に犬を連れてくるなんて前代未聞だよな。
指摘されればケージごと脇に下ろして受験しようと思ったが、おとがめ無しなのでそのまま続行。

やはり検査官に『この検査場は初めてなのでよろしくお願いします』と伝えると、綺麗な若い女性の検査官が付いて下さった。
いいぞぉー宮崎

心配だったライトの光軸検査も無事クリアし、最後リフトアップして下回りの検査もクリアしてあっさり合格して、新しいステッカーをもらう。

頑張ったボーイズに水を飲ませてステッカーをフロントガラスに張る。


10時ちょうどに全てが完了する。
本来10時30分からの第2ラウンドで、終了はお昼頃になると思っていたので、嬉しい誤算だ。


空港のパーキングに息子の車を返し、愛車に乗り換え出発する。
次の車検は息子が大学院を卒業しているはずなので、九州に車検を取りに来ることもないであろう。


ワシントニアパーム並木を南下し、青島駅へ向かう。


11時30分
青島駅の西口の駐車場へ到着。
人気の少ない、広くて綺麗な駐車場だ。

少し早いがここでゆっくりお昼ご飯にする。

大好物のお蕎麦

今回の旅の最大の目的を達成して、さぁ、これからの残り6日間は自由気ままに楽しめる。

張りつめていた気持ちが一気にゆるみ、スリーボーイズで少しまったりしながら、全くノープランのこれからの予定を地図を眺めながら考える。
こんな時間が大好きだ。


ボーイズを連れての旅は、めんどくさくてウンチだオシッコだの色々と大変だけど、この顔を見ているだけで癒され、本当に連れてきて良かったと思う。
思い出を沢山つくろうね

見たこと無いものが落ちていたので、近寄ってみるとワシントニアパームの皮?だと思うけど本当に私には珍しく、持って帰ろうかと思った程だ。


跨線橋を渡り

青島駅東口へ

いい感じの駅だ。
しっかり鉄分補給をしよう。


さぁ気持ちも新たに、旅の第2ステージの始まりだ。

青島を見に行くが、物凄い人であっさり通過。
切ない思い出の地だが、またいつか来る日があるだろう。


舵を西へ切り、山之口の道の駅で休憩。

ステッカーゲット

北永野田駅へ、迷いながらも到着

すると特急らしき黒くてカッコいい車両が通過する。
本当にラッキーだ。

そこから北へ舵を切ろうとすると目の前に何やらでっかい山が見えてきたが、方角からしてあれは桜島だろう。
懐かしい。

地図をみながらめぼしい駅を片っ端から訪れる。
表木山駅

なんとシビレる駅だろうか

猫が線路の上を歩いている。

駅を散策
かわいいお尻だね

するとものの10分もしないうちに、キハ40がやってきた。
ラッキー

するとあろうことか、なんと入れ換えで反対からもキハ40が。

私は駅に着いても時刻表はほとんど見なくて、ただ駅を見るのがすきなのだが、この様な1日に何本もないダイヤの駅で、偶然に列車に巡り会えるなんて、いつも思うけど本当に運がいいと思うしかない。

運転士さんに頭を下げたら、笑顔で手を振って下さった。
お仕事お疲れ様です。

もう時間も遅く16時40分なので、早めにボーイズに晩御飯をあげてから出発。

線路づたいの田舎道をゆっくり進む。
こんな景色が大好き

線路脇の田んぼにおばあさんが休んでいる。

おやっ?
よく見たらかかしさんだ。
いい景色だ。
列車から見たら楽しいなあ

タヌキさんが私の前を一生懸命走っている。

中福良駅
これもたまらない

次は嘉例川駅だ。
なにやら人が沢山おり、どうやら有名な駅らしい。
素晴らしい駅舎で、皆さん写真を沢山撮っていた。


とにかく人が入れ替わり立ち代わり来て、隣の駅までは誰もいなかったのに、不思議な光景なので早々に出発する。
事前に下調べをせずに、ただ地図を見て線路をたどる旅だから、こんな事もあるんだな。
ある意味ラッキーだ。

地図を良く見ると、スイッチバックの駅を発見した。
これは是非とも行かなくてはと思いマシンを飛ばし、

18時40分
真幸駅へ到着。

周りに民家もなく、山の中の誰もいないカッコいい駅舎だ。

先程の嘉例川駅みたく、素晴らしい駅舎だが誰もいない

散策しまくる。


ホームには珍しく、日本庭園にあるような砂と言うか砂利というかが、キレイに筋が出来ている。
不思議なホームだが、これは踏んで良いものか?



どうやらこの区間は昨年の豪雨災害で、運休になっているらしい。
早く復旧するといいなぁ

しかし待てよ、何かあるぞ。


するとレンタカーに乗ってきた私よりもずっと若いご夫婦が降りてきて、あわただしく駅でスタンプを押し、散策を始めた。

そしてご主人と仲良く鐘を鳴らして、記念写真を撮っているので聞いてみた。


『この駅は有名なんですか』

綺麗な奥さん
『私もよくわからないんですが、ガイドブックに載ってあるので来ました』

色々と説明してくれて、近くの温泉まで教えてくれた。
どうやら真幸駅は、真に幸せになれると言うことで有名な駅らしい。


そして愛知県から飛行機で来たらしいが、私のマシンのナンバーを見てビックリしていた。

私はお隣さんですねと答え
さらに犬を連れていて、野宿しながら下道ばかりを走っていると言ったら、腰を抜かしそうになっていた。

愛嬌のある素敵な奥さんだったが、予定が詰まっているのかあわただしく車に乗って去っていった。

山の中の近くに民家もない、素晴らしい駅ときたらもう、そこで寝るのは自然な成り行きだ。

災害で運休しているので、最終列車を見られないのが心苦しいが、
黄昏時の19時に寝床を作り、ひっそりと宴会を始める。



山の中の周りに誰もいない駅
もう最高の瞬間だ。
今夜は車検の合格祝いで、しっかりお酒をやっつける。

明日からの予定など、明日に考えればいいさ。
ボーイズと気ままに行き当たりバッ旅だから
ぐっすりおやすみ