桜大好きの日記

思った事を綴ります

ドッグファースト

6月11日 (土)  曇り

7時起床

今朝は何かと忙しく簡単な朝食で済ますが、妻に珈琲だけは入れてあげられた。

慌ただしく旅の仕度をしてマシンに積み込み、10時30分に出発する。

いつものコンビニでボーイズの休憩と、アイスコーヒーを調達。

途中の宿場町の味のある宿に寄ってみると、たまらない佇まいでいつか泊まってみたい。

この宿は犬神家の一族のロケが行われた宿らしい。

橋を渡ると素晴らしい舞台みたいなのが現れた。
車を停めて歩いて行くが残念ながら老朽化で入れなかったが、ちょっとしたハイキング気分が味わえた。
今日のファッションは山や仕様だから、少しはこの様な所も歩かないとね。

そこから急な階段を登ると、豊川稲荷がありお参りをする。
景色が素晴らしい。


12時50分
軽井沢アウトレットへ到着。


先ずはお腹が空いたのでお洒落なキッチンカーのお店でお昼ご飯。

ノンアルビールに妻はコーラで乾杯。
ステーキとガーリックライス、超大盛りのフライドポテトを2人で取り分けて頂く。
このステーキは国産とのことだが、とにかく柔らかくて美味しかった。

ポテトは食べきれない程の量であったが、何だかんだで2人で食べてしまったのでお腹がパンパン。


おなかも満たされたところで、今日はさらっと見るだけなので妻とは別行動。

私はオモチャ屋さんでミニカーをゆっくり見て、またまた買ってしまった。

食べ物では無いので、全く食い付かないボーイズ。

アイスコーヒーを飲みながらスリーボーイズで妻を待ち、15時30分に出発する。


途中のコンビニでつまみを調達。
これでひと安心だ。

山道をぐんぐん登り

北軽井沢の別荘街を進むと

16時30分
今夜の宿に無事到着。



向かいの広場にはブルートレインみたいなのがとまっている。


このホテルはフロントから始まりロビーからレストランまで、ワンちゃんはリードに繋げば歩かせても良いがとりあえずワンちゃんカーに乗せて待たせる。

このワンちゃんロボットが色々と教えてくれるが、とても賢いワンちゃんだ。

フロントのボードには、歓迎のお名前が書いてある。
粋な計らいだ。



暖炉のあるロビーで少しくつろぐが、周りはワンちゃんだらけで嬉しそうなボーイズ。

お洒落な宿泊棟へ

綺麗なお部屋だから汚すなよー、ボーイズ。
それにしてもでっかいケージだなぁ

ちゃんと柵があって安心

私は早速温泉に入り、お気に入りのミニカーを眺めながらいつもの至福の時間。

ウィリアムは疲れてベッドで寝ている。
この宿はとにかくワンちゃんにとって禁止事項がほとんど無いので、自宅に居るような感じだ。


19時30分

持ちこたえていた空から雨が降ってきた。
お待ちかねの晩御飯。
先ずは地ビールで軽く一杯。
ボーイズの晩御飯も頼んだのだが、とても食べきれない程の種類と量だ。

ワンちゃんは何処で食べさせるか聞いたら、このままテーブルで食べさせても、床におろして食べさせてもどちらでも構わないとのこと。
勿論賛否はあるだろうけど、
うぅ~ん、なんともおおらかなホテルで気に入った。
他の沢山いるワンちゃんや飼い主さんも、のびのびしており本当に楽しそうだ。

色んな飼い主さんを見ていても、とても楽しく参考になる。

ワインを頂きとても美味しいお料理だった。
ボーイズも満足そうだ

部屋へ戻りビールをやっつけてぐっすりおやすみ



6月12日 (日)  晴れ

7時起床

夜中に強い雨音で目が覚め、暑苦しくてなかなか寝られなかった。

カーテンを開けると良いお天気で一安心。

ボーイズもベッドでぐっすり寝られたみたいでよい目覚めだ。


妻をそっと寝かせておき、お散歩に出かける。
このブルートレインは何の施設なのだろうか不思議だ。


8時

楽しみにしていた朝御飯

周りはワンちゃんだらけで楽しい。

本当にワンちゃんが主役で色んな制約が無く、ワンちゃん連れにはとてもストレス無く過ごせた宿であった。
機会が有ればまた是非泊まりたい。


9時30分
出発

別荘街を抜けて

少し渋滞にあい

しなの鉄道とすれ違い

10時30分
アウトレットへ到着

妻のお買い物にお付き合い

お天気で気持ちいい

11時40分
少し早いがいつものレストランへ。
今日は少し風が有るのでオープンデッキは出られないので、室内へ通される。
室内ではワンちゃんはワンちゃんカーに入れて、顔が出ないようにしなければならないのは仕方ないね、ボーイズ。
ノンアルビールとジュースで乾杯


我慢してね

チャイぃ~

このお店は何度か来ているが、1日20食位の限定メニューがいつも売り切れて、人間食べられないと思うと余計に食べたくなる。

今日は少し早く来たので、そのメニューにやっとありつけた。
これで大満足だ。
とても柔らかくて美味しいお肉にガーリックライス。

お腹も一杯になったので、妻とは別行動で私達は芝生の上にシートを敷いてお昼寝。
今日も山やファッションなので気軽に寝られる。

馴染みのペットショップで、夏服をお揃いで買ってあげた。

どさくさに紛れ、私もお洒落なジャケットとシャツを買ってもらった。

時計店ではダイヤルが素晴らしい色味の腕時計があり久しぶりに買いたくなったが、断捨離を始めたい私にはこれ以上時計を増やしてもと思い諦めた。

17時
アウトレットを後にする。

結局今日も何だかんだ妻は買い物をしていた。
安い物を探すのが好きなんだね。

途中のスーパーで妻は食品の買い出しをしている間、私達ボーイズはお散歩。


19時30分
無事帰宅

シャワーを浴びて、またまたお気に入りの買ったミニカーと、付き合いの良いチャイと至福の一杯。

今回も本当に楽しかったね、ボーイズ

山小屋の温泉

6月4日  (土)   晴れ

6時起床

プラのゴミを捨てて、朝御飯の準備をする。

庭の草むしりや片付けをして、亀さんの水を替えてあげる。
甲羅干しをするモビリオ
雄だか雌だかわからないが、娘が幼稚園の時にホームセンターで買ったミドリガメだ。

もう20年以上飼っているが、だいぶ大きくなってしまったね。

旅の仕度を整えて、久しぶりにマシンをガレージから引っ張り出し、14時に出発する。

コンビニでつまみとアイスコーヒーを調達してからぐんぐん山を登り、

くねくね道をジグザグに走り

14時50分
大好きな奈川度ダムで休憩。

トンネルの中では、名機シルキーシックスの排気音が心地よい。

さらに標高を上げていき、乗鞍岳が見えてきた。

今日も最高のお天気だ。

15時20分
少し道に迷いながら
今夜の宿に無事到着
良い雰囲気だなぁ。

私の大好きな感じのお部屋

窓の外は青空と緑だけしか見えない。
とても癒される。

早速温泉へ浸かりにいくが、湯船は小ぢんまりとしていて乳白色のお湯がたまらなく、露天風呂も最高であった。

湯上がりに庭を少しお散歩するが、本当に何もないので部屋から眺めたほうが良いことに気が付く。


お待ちかねの至福の時間

こんな景色を見ながら呑む酒はとても旨い。


本来玄関へアプローチする階段だが、味が有りすぎてたまらない。
明朝ゆっくり登ってみよう。

まだ晩御飯まで1時間もあるのに、もうビールも酒も無くなってしまった。
この宿には売店もないし、勿論近くにコンビニなんてあるわけないしなぁ。


やっと18時になり
待ちに待った晩御飯

今夜の宿泊は2組だけなので、2つある広間をそれぞれ使いゆっくり出来る。

地酒を二合常温で頂き

そいつを焼きたての岩魚の塩焼きで、じっくりやっつける。

畳縁がとてもお洒落だ。
酔って踏まない様に気を付けよう。

山の宿らしい美味しいお料理で、ゆっくりお酒を楽しみご馳走様でした。

広間の横にあったロビーみたいな所には味のある暖炉があり、冬に火が入るのを想像するとたまらないなぁ。

お部屋に戻り、今夜はおとなしくこれ以上呑まずにゆっくりおやすみ。


6月5日 (日)   晴れ

7時起床
気温が丁度良く、ぐっすり寝られた。

8時
朝御飯
これも最高に美味しく、量もちょうど良かった。

昨夜とは打って変わり、食堂でのお食事。

綺麗にリフォームされており、お洒落で最高の雰囲気。

食後に女将さんが嬉しそうに話し掛けてきた。

とても綺麗な女将さんは
『昨夜宿帳を拝見したらご主人様は私と同じ歳で、とても親近感が湧きました。』

千葉県出身でこちらにお嫁にきたが、最初はこの寒さになかなか慣れずに苦労したそうだ。
通りであか抜けている感じがしたわけだが、ただ歳が同じと言うだけであんなに喜んでもらえるなんてこちらも何故か嬉しくなった。


9時20分

エントランスの階段をじっくりと見てから、ゆっくりと出発する。

乗鞍岳へ行くバスターミナルのカフェで、ゆっくりとモーニングコーヒーを頂く。

景色が眼に優しく、本当に癒される。

併設されている乗鞍自然保護センターを見学して、少しお勉強。

魚や動物、森の事などとても勉強になった。

これはコウモリを自然に繁殖させる建物らしい。

わが家のベランダにも沢山コウモリが来るけど、コウモリって顔が可愛いよなぁ。

11時
道の駅もどきの蕎麦屋に寄り、まだ少し早いがここのお蕎麦を食べてみたくてお昼にする。

ざる蕎麦を2人前と妻の天ぷら、それに名物の山賊焼きを注文。

私は安くて旨いのが蕎麦だと思っているので、製法は問わずただ美味しければ満足する。
このお蕎麦はとても安くて美味しかったので、また来たいと思う。

妻はお蕎麦をあまり食べないので、自分のをひとくちだけ食べてあとは私にくれたのでお腹一杯になった。

大好物の山賊焼き
これも安くてとても美味しかった

街場に降りてきてお蕎麦のお礼に、妻のお気に入りのケーキ屋さんでモンブランを買ってあげて、さらに妻曰く今まで食べた中で5本の指に入るらしいジェラートをご馳走する。
本当にジェラートが好きなんだね。

なにやらトリプルとか何とか言っていたが、私はあまりこういうのは得意ではないので少しだけお付き合いした。

もう築20年経つ我が家の洗面所をリフォームしたいので、住宅展示場に見学に行く。
何故か人がまばらで少なく、ガランとしていた。

イベント中でそこらじゅうに恐竜がおり、咆哮をあげながら動いているのには迫力がありビックリした。

3件ほど見学させて頂いたが、皆とても素晴らし過ぎてまったく参考にならなかった。

でも最後の住宅メーカーで、ミニカーもらったから嬉しかった。

お留守番のボーイズに早くチューしたくて早めに帰宅。

思いっきり抱っこしてチューしてあげた。

今回も本当に楽しかった。

シェイクダウン

5月28日 (土)  晴れ

7時起床
プラのゴミを捨てて、珈琲を入れて朝御飯の支度をする。

今朝は久しぶりに目玉焼きを作ってみた。
オムレツに凝る前は毎朝10年以上作っていたので、これは私の完成形である。
黄身は本当に柔らかく、決して固めないのが私の好み。
ただフライパンに玉子を割って入れるだけだけどね。

なんだかんだ雑用を済ませ、お掃除をしてから少しまったり。

お昼は妻が、私の大好物のお蕎麦を作ってくれた。

スーパーで買った安い乾麺だから期待しないでねと妻は言うが、これがなかなかどうして、麺は手打ちみたいに不規則に切れていてとても腰がありとにかく旨い。

私みたいに鈍感で味のわからない人間には、これが手打ちだと言われれば信じてしまう美味しさだった。

本当にお蕎麦が好きなんだな、オレ。


14時
ケージふたつにワンちゃんカー、スーツケースにビールを沢山詰めたクーラーバッグを積み込み出発。

いつもの道の駅で休憩。

牛さんも相変わらずで、今日も浅間山が綺麗に見える。

その道の駅で珍しくクレープ屋さんのキッチンカーがいたので、妻に進めると喜んで買いに行った。

バックオーダーがあり出来上がりに15分ほどかかるらしいので、ボーイズとお散歩してからマシンでゆっくり待つ。

思わず時間がかかってしまったが、慌てた旅では無いのでゆっくり出発。

美味しそうにクレープを食べる妻に、スイーツ男子のボーイズがおねだりしている。
ほんのちょっぴりずつもらえて良かったね、ボーイズ。

浅間山がだんだん近くなってきた。

宿の手前のコンビニでツマミの調達。
これで安心だ。



16時40分
今夜の宿に到着。


玄関を入るとすぐ右側にお洒落なダイニングが。


綺麗なお部屋で落ち着く。

ロフトがあり梯子があるので登ってみるが

ここで寝てもいいらしいが、高所恐怖症の私には怖くて無理だった。

ベッドはシーツを敷けば一緒に寝ても良いらしいが、万が一に備えてボーイズにオムツをして馴れさせ、早速ベッドでくつろぐ妻と仲良く寝ている。。

私は早速シャワーを浴びて、いつもの至福の時間へ。

晩酌に付き合うウィリアム。
可愛いなぁ

チャイは妻とベッドから遠巻きに見ている。
可愛いなぁ

窓の外には新型車両が見えて嬉しい。

妻とボーイズは安心してベッドで寝てしまった。

まだ晩御飯まで1時間もあるので、妻はそのまま休ませてあげて先にボーイズに晩御飯をあげる。
それにしても今日はやけロードスターが多いな。
来るときも何台も見かけた。

それから宿の周りを散歩するが、周りは住宅街だと思っていたら、奥に行くとまるでビバリーヒルズで、豪邸の別荘街であった。





19時
待ちに待ったディナーだ。

ダイニング入口で会ったご夫婦に
『あなたもロードスターに乗っているのですか』
と聞かれビックリしたが、やはり明日この近くのライオン系のでかいホテルで、ロードスターのミーティングがあるらしい。

いえ、残念ながら私は乗っていません。
表にある緑色の車が私の愛車ですが、ロードスターは大好きな車で羨ましいです。

するとその旦那さんは
『私も昨年買ってから乗り出して、今は楽しくて仕方ありません』
と言って、奥さんととても楽しそうに笑っていた。

先ずはビールをオーダー。
この宿はハワイアン料理の宿らしく、そこらじゅうにハワイアンチックな飾りや置物があって、バックミュージックもハワイアン。

きたビールはハワイのビールで、レイが掛けられていた。

とってもお洒落で味も濃く、私好みの美味しいビールだった。


この宿はハワイ料理らしいが、そもそもハワイ料理と言うものを食べたことがないので楽しみだ。
 
前菜

マウイ島のワインを頂く。
これがまた本当にウマイ。

そいつでお肉料理
これもウマイ


美味しいデザートとコーヒーでまったりとして、おにぎりはオーナーにお願いしてサランラップに包んで頂き持ち帰る。
どれも美味しいお料理だった。

部屋へ戻りビールを飲んで、ぐっすりおやすみ。


5月29日 (日)  晴れ

6時起床

妻を起こさないように、ボーイズとそっと起きて外に出る。

朝御飯をあげてからゆっくりお散歩。

ビバリー地帯を散策

部屋へ戻りゆっくり休んで、8時にお待ちかねの朝御飯。
あつあつのフライパンの上にのせた、フレンチトーストはアイスクリームをつけておいしく頂く。
今度家でもやってみよう。

私達にはちょうどよい量で美味しくて、とても満足した。

ハワイアンの宿は私にはとても新鮮で、優しく気さくなオーナー夫妻はワンちゃんを飼っているので、私達の気持ちがよくわかっている。

オーナーに見送られ9時出発。

あっという間にアウトレットに到着。
まだお店は開店していないので、芝生でボーイズを遊ばせる。
周りにはたくさんワンちゃんがいて、皆楽しそうだ。

三菱自動車がイベントの準備をしていて、ミニカーをもらった。


その横でプロドライバーによるデモンストレーションに同乗して、デコボコの障害物や45度の登坂を体験出来るイベントをやると言うではないか。

私は迷わず申し込むと、まだ誰も来ていなくて1番乗りであった。
妻は怖くてとても乗れないと言うので、ボーイズとギャラリーに徹している。

そしていよいよ時間がきた。
先ずはチョロいヤツ

いよいよ45度へ

はたから見ると大したこと無さそうだが、乗っている方はこのまま後ろに転がってしまう様な感じでとても怖かった。しかも2回も登ってくれた。

とても貴重な体験が出来た。

10時になりお店が開いたので、色んなお店をゆっくり見る。

今日はワンちゃんカーを持ってきたので、ペットが入れるお店はワンちゃんカーに乗せるが、店以外ではとにかく歩かせた。

12時
お昼になったので混みあう前にお気に入りのレストランのオープンデッキへ。

先ずはノンアルビールで至福の時間

冷たいスープ


いつもの美味しいお肉を2人で分ける。

ボーイズにもお肉をほんのちょっぴりずつあげる。

お肉をもらったボーイズは、ぐっすり寝てしまった。

食後にお散歩


お店を何件も回りなんだかんだ買い物をしてしまって、ワンちゃんカーは山のような紙袋で一杯になってしまった。
妻はお買い物が本当に好きなんだね。


かなり歩き回ったので、3時になりお腹が空いてきた。
普段は間食はしないけれど、こんな時位は好きなもの食べようか。

ワンちゃんカフェでアイスコーヒーとホットドッグ。
ボーイズには共食いだな。

もちろん頑張ったご褒美に、ワンちゃん用のソーセージを奮発してあげる。
食べるときは御行儀よく床で召し上がれ。
とても美味しかったみたいで、私も食べてみたが味がしなかった。

ボーイズにも新しい夏服を買ってあげる。
試着するウィリアム。
なかなか似合っているから、チャイとお揃いで買ってあげた。

私はオモチャ屋でミニカーを買って喜ぶ。


結局6時過ぎまでゆっくりして、アウトレットを後にする。

久しぶりの軽井沢は涼しくて、ボーイズも嬉しそうだった。

7時30分
無事帰宅。


ボーイズのオーバーオールを洗濯して、ミニカーを見ながら美味しいワインを頂いた。

本当に楽しかったね、ボーイズ

大冒険11

5月8日 (日)  晴れ

5時起床。
今日で楽しかった旅も最終日。
昨夜は早く寝たお陰で、本当にぐっすりと寝られた。

ゆっくりと朝御飯を頂き撤収の片付けをしていると、何故か知らないワンちゃんがフラフラしている。
そうかと思ったらもう一匹のワンちゃんも来た。

どうやらこの公園は地元の方のドッグランになっているみたいだ。


7時に出発

ここら辺はもう縄張りみたいなもので、R418からR256で郡上八幡へ。

そこからは走り慣れた景色のなかをゆったりと進む。

このような川沿いのルートを好んで走る。

R41沿いのカッコいいトラス橋。
撮り鉄さんがカメラを構えていた。

10時20分
川口駅で休憩。

列車が到着
いいなぁ
数名のハイキング姿のグループが楽しそうに降りてきた。

駅前の歩道橋を登る。



海もいいが、山の中の川も素晴らしい。

やはりここら辺は暑いね。
車の中で休憩。

お茶どころ白川街道の川沿いをゆったりと走る。
海沿いの道も最高だったけど、川沿いを走ると落ち着くのはやはり山国の人間だからか。
今日も最高のお天気だ。


11時20分
いつもの道の駅で休憩。
お気に入りのごへい餅の屋台が出ていて一安心。

岐阜は本当に暑いね


屋台のお姉さんに、
『覚えていないでしょうけど、また来ました』
と言ったら私の事を本当に覚えてくれていて、とても喜んでくれた。

このごへい餅は個人的に本当に美味しい。

勿論ここよりも美味しいところは沢山有るかもしれないが、何故かこの屋台のヤツが大好きだ。

今日もわらじタイプとお団子タイプを買う。

これでお昼ごはんにして大満足。

木曽路に入ると見慣れた山が見えてくる。


13時20分
この旅の最後の駅訪問、大好きな贄川駅でひと休みすると、またまた電車が来た。
もしかしたら駅の神様がいて、私に列車を見せてくれているのかもしれない。
本当に不思議だ。

缶コーヒーでこの旅最後の休憩をゆっくりとりながら、ボーイズと楽しかった旅のいろんな事を振り返る。

このままもっと旅を続けたい気持ちと、早く家に帰りたい気持ちが複雑に絡み合う。


14時26分
無事に帰宅する。
妻と娘は留守だったがボーイズは玄関を入るなり、それぞれのケージにまっしぐらに入り寝てしまった。

その後妻が帰宅すると、ボーイズは狂った様に甘えていた。
家の有りがたさが分かったね、ボーイズ。


総走行距離 3,154km


ガソリン代    28,683円
食費       16,760円
お土産代     11,437円
関門トンネル往復    220円
鳥取砂丘駐車場代    500円
雑費 3,000円
計 60,600円

車検
自賠責保険 19,730円
重量税 5,000円
印紙代 1,800円
計 26,530円

合計  87,130円




あまりのみすぼらしさに、翌日妻に美容院へ連れていってもらったチャイ。
大冒険で一人前の鉄犬、旅犬になったかな

本当に楽しかったね
ボーイズ

大冒険10

5月7日 (土)  晴れ

5時起床。

お散歩をすると屋根下のベンチにいた昨夜の日本一周中の方がすでに起きていて、全部荷物を降ろした小型のリヤカーを気にしていた。

昨夜チラッとみた時に私も気にはなっていたが、それが的中していた。


私が声をかけると
タイヤがガタつき、壊れそうになっているらしい。

私は、1通りの道具を持っているので、何かお手伝いすることは有りますか?と聞きながら見せてもらった。

やはりベアリングの無いブッシュタイプのアクスルで、余りの酷使に音をあげたようだ。

その方は、今ネットでタイヤを注文して、この道の駅に届けてもらうように手配しているとのこと。

うーん、それって凄いなと思い、感心してしまった。
流石今時の方は違う。

きっと時間もたくさん有るだろうから、少しここで骨休めもいいかも。

このようなエキスパートの方から見たら、私の旅なんか軟弱そのもので頭が下がる。

少し旅のお話をお聞きして、上手く直る事と旅の健闘を祈りお別れした。

私達も旅が終盤になり、朝御飯を食べて身支度を整えから、今日のルートを決めてゆっくりする。


7時40分出発。
走り出してすぐに駅の案内看板が見えたので寄ってみる。

7時50分
小天橋駅到着。

とてもお洒落な駅舎だ。
人が急に集まりだしたので、きっと列車が来るぞ。

やはり来た。
本当に嬉しい。

しかも入れ替えで特急列車まで見られた。
なんと言う偶然だ。
本当に嬉しい。

とてもかっこよくてゴージャスな雰囲気の特急で、こんなのに乗って旅しながら酒を飲んでみたいなぁ。

ジーゼルエンジンを唸らせて、さっそうと走り去ったカッコいい特急列車。


地図を見ながら近道を探すと、なかなか見られないヘキサナンバーが。
先頭の文字が消えかけているが、666とはカッコいい。

綺麗な若狭湾

舞鶴を越えた辺りで、珍しく船長が見張りに立つ。
本当にどういう風の吹き回しか、しばらく私にくっついていた。
かわいいなぁ

そしてこちらは本職で、やる気を出したみたいで船長と見張り交代。
それにしてもひどいヘアスタイルだな。

小浜からいよいよ海とお別れし、内陸へと入っていく。

すると熊川宿という案内看板が見えた。

鯖街道は大好きでこの道も何度も通っているが、やはりこの宿場町には今まで気が付かなかった。
本当にいつも何処を見て走っているのか我ながら情けなくなるが、宿場も大好きなので嬉しくなって入っていく。

そこには見事な宿場町があり、今度予定を立ててゆっくり歩きに来ようと思う。

その先にある熊川宿の道の駅に寄ってひと休み。
実はこの道の駅も知らなかったが、最近出来たのかなぁ。

そこで国道ステッカーをゲットして

大好物の焼き鯖寿司でお昼ごはん。

とっても旨そうだ。

あまりの美味しさだったので、お店の方に常温で日持ちするか聞いたら涼しい所なら全く問題ないとの事なので、妻と娘に焼き鯖寿司とます寿司をお土産に買った。

食後にゆっくり休みながら地図を見て、今後のルートを確認してから
12時に出発。

すると道の駅のすぐ先に、河内川ダムの案内看板が見えた。

おかしいなぁ、さっき地図でこの周りを確認した時はダムなど何処にも無かったはずだが。
よし、行ってみよう。

少し登ると立派な重力式ダムが見えてきた。

令和元年竣工とある。
通りで私の地図には載って無いわけだ。
やはり新しい地図もいいな。

ダムの上からチャイと記念撮影

ダムカードもゲット


散策を終え、もう少し上流に行ってみたくなり車を走らせると、凄い看板が目に入った。

なんとこの先200mに宿があり、そこで大好物のダムカレーが食べられるみたいではないか。

あのホテルだな

こんな山奥で本当にレストランがやっているではないか。

こんなことなら日持ちする大好物の焼き鯖寿司はお土産で買っておいて、ここのダムカレーを食べれば良かった。

逃した魚は何とかではないがこれも人生、逆に考えれば先ほどの熊川宿にゆっくり来ながら、このダムカレーを食べに来ると言う目的が出来たではないか。

すぐに納得。
単純だな、俺

14時30分
木ノ本のいつものスーパーで買い出しをする。
これから険しい山越えをするので、しっかり食糧やビールに酒、ツマミを買い込み出発する。


ガソリンも補給し、兵糧も十分備えれば怖いもの無しだ。
R303をグイグイ登り、

15時30分
横山ダム到着。

でっかいダムカードの枠で記念撮影。
なかなか絵になるな

管理事務で本物をもらい、ボーイズに自慢する。

更に目指すは以前立ちよったら、余りの時間の早さにまだゲートが開いてなく断念した徳山ダムだ。
あのようなしっかりしたゲートで、近寄れない様にしてあるダムも珍しい。

16時
憧れの徳山ダム到着。
貯水量は日本一だとか。

でっかいロックフィルダムだ。




ダムカードゲット。
素直に嬉しい。

ダムを2ヶ所もゆっくり見られて満足し、誰も通らない峠を登って行く。
遥か下には先ほど見ていた徳山湖が見える。


17時20分
今夜のねぐら、うすずみ桜の里の道の駅、その更に横の公園の駐車場へ到着。
誰も来ないような奥の方へマシンを停める。

この道の駅の温泉に入りたかったが、物凄い人であきらめた。

こんなに早くて明るい時間から一杯出来るなんて本当に嬉しいので、テーブルを出して外でゆっくり呑むことにする。


この旅の最後の晩餐になるので、ゴージャスにいってみた。

ワンコインで買えるワインのなかで、一番大好きなヤツを買ってきて楽しむ。

そして暗くなるまでボーイズと今回の旅を振り返り、いつものベッドでぐっすりおやすみ。

大冒険9

5月6日 (金)  晴れ

相変わらず5時起床。

ボーイズをゆっくりお散歩させてから髭を剃り、寝床を片付け身支度をする。

この駅は街中にあり駅前には民家も沢山あるので、地域の方の生活の場である。

世間が活動を開始する前にスマートに撤収して、少しでも迷惑をかけないよう気を遣う。

昔お世話になったブルートレインの前で、一晩お世話になった。
今はコロナで一時閉鎖なのが切ない。
[

ボーイズと朝御飯。


ぼちぼち学生達が駅に集まりだし、賑やかになってきた。

6時32分
始発列車をお見送り。

なんとカッコいい隼カラーにラッピングされているではないか。

これはこれでカッコいい。
私みたいなライダーは感激するカラーだ。

しかし以前来たときはかわいい鬼の絵が書いてある車両があった。

黄昏時のブルートレインの車窓から通過するその鬼の絵を見て強く印象に残り、後日そのNゲージの車両を買ったので、今回もそれが見られると思ったが今はあの車両はあるのかなぁ。


7時2分
反対側の列車もやはり隼カラーだった。
しかし本当にカッコいい。


乗客が切れたすきを見て駅舎を散策。

中にはとてもカッコいい写真がパネルになって飾られていた。


8時ちょうどに名残惜しいが隼駅を出発する。
早速ライダーが来ていた。


シフトレバーに手を掛けギアを入れ、ブレーキをリリースしたら軽トラとすれ違った。

運転している方の顔を見て鳥肌が立った。

それはこの駅を守る会の副会長さんだった。

以前会長さんと共にとても私に温かく接してくれた、まさにあの方だった。

普段仕事はとても堅い職に就いていると豪語してたあの副会長さんは、鉄工所勤務とのこと。
確かにお固い仕事だ。

とても印象的な方だったので、良く覚えている。
あの頃と全くお変わりなく元気そうであったが、駅前に軽トラを停めていたので駅のグッズ売場を開店させるのかな。

懐かしさが込み上げてきたが、向こうは私の事など覚えているはずも無いだろうから、このままご挨拶もせずさようならをした。

ありがとう
隼駅


R29を北上し
今日は珍しく予定を立てたので、そかへ向かう。

九州へ行く途中にR9を走っていたら
鳥取砂丘コナン空港という案内看板が出てきた。

この道も何度も通っているが、この様な名前であったか覚えがない。
娘がコナンの大ファンなので、写真でも撮ってお土産を買っていってあげれば喜ぶかと思い予定してみた。

8時40分
鳥取砂丘コナン空港到着。

まだ少し涼しいが、じきにすぐ暑くなるだろうから窓を全開にしてボーイズにお留守番をしてもらう。
すぐに帰ってくるから待っててな。


まだ9時前なのでお店は開店していなく、人もチラホラと少ない中手早く散策する。

ターミナルがコナンのテーマパークみたいになっており、好きな人にはたまらないみたいだ。



なかでも圧巻だったのはトリックアート

ターミナルをくまなく散策。

コナン探偵社と言うグッズ売場が開店したので、何を買っていったら娘が喜ぶかわからないので、とりあえず手当たり次第沢山買ってみた。

次はお土産売場で妻と息子にもお土産を買い、とっても気になっていたカフェへ。


すなば珈琲とは
何ともまぁお洒落なネーミングで、何故だかとても感心した。

アイスコーヒーもとっても美味しく、2人のウェイトレスさんもとても美人で暫し見とれてしまった。


このカフェで自分へのお土産にステッカーを買った。

今度スタバの人に見せてあげよう。


空港に到着してもう40分経過した。忙しい散策であったがそろそろボーイズが心配になってきたので、車に戻ると良い子にしていた。

お待たせしたね。
さぁ、出発するかぁ。



そして暑くなってきたが何故だか急に、ボーイズに鳥取砂丘を見せてあげたくなった。

人混みの観光地は苦手な私が全く予想もしない考えに自分でも驚いたが、何度も訪れているこの有名な砂丘で、ボーイズにらくだを見せてあげて思い出を作りたかったのかもしれない。

お馬さんには食い付くボーイズだが、らくださんには反応がない。
チャイが
『とうちゃん、あいつ何だか変なヤツだな』
と言っている。

沢山遊び

ボーイズは身体中砂だらけ。
こりゃあ車の中はジャリジャリになるな。

1時間ほど観光客らしく観光して、観光客らしく土産物屋でお土産を買い込み、ゆっくりと鳥取砂丘を楽しんだ。


海岸線を東へ少し走った所に、静かな港があったのでゆっくり休憩をしよう。
今日もとても良いお天気だ。

狂おしいほど可愛くて愛おしい。


こんなに小さくて力も無いマシンだが、私達を色んな所へ連れていってくれて、とっても狭い道でも躊躇なく入れて、どんなところでも酒とツマミがあれば安心して寝られた頼もしい相棒。

特筆すべきは後ろの荷台にコンテナボックスを置き、ボーイズのウ⚪チやら飲み食いした缶やビンにゴミを沢山積んで家まで持って帰ってこられるし、更にはテーブルやテントに修理道具まで積んでもお釣りが来る。
私の旅のスタイルには完璧なマシンだ。

今まで本当にありがとう


海岸線を更に進むと、とても綺麗な景色の場所に小さなパーキングがあった。

道から少し下がったそこはなかなかアプローチが難しく、まるでプライベートビーチの様で暫し見とれてしまった。


12時
東浜駅到着。
とてもハイカラな駅舎で、こういうのもいいなぁ。


ぼちぼちお腹もすいてきたので、狭い道を海沿いに進むと静かな東屋を見つけた。
少し離れた所に女性のサーファーが帰り支度を始めているが、他に人は見当たらないのでここでお昼にする。

そうと決まれば早速準備

出来た

私には最高のご馳走だ。

先ほどの女性サーファーは帰ったようだが、まだサーファーが1人いたみたいでカッコよく波乗りしていた。
絵になるなぁ

綺麗な海辺でお腹も心も満たされて、海を見下ろす峠道を進む。

遠く下の方に漁港があり、集落も見える。


下り出すと先ほどの漁港だろうか、だいぶ近くに見えてきた。

私のささやかな夢はこのような静かで綺麗な漁港で、漁師さんの営む民宿に泊まりながら、朝からビール片手に何も考えずに防波堤で五目釣りをすることだ。
いつか必ず叶えてみたい。


地図を見ると漁港から少し山の方に駅があるので行ってみる。

13時20分
居組駅到着。
周りには民家も無くとても静かで、秘境駅の雰囲気たっぷりで私好みの駅だ。

つい数分前にこの駅に降り立ったとおぼしき方が、動画を自撮りしながらこの駅の説明をしている。

道後山駅のパンダさんみたいに、きっと名のあるYouTuberであるに違いない。
私みたいな軟弱鉄には知る由も無いので、邪魔にならないようそっと立ち去った。


余部崎灯台へ向かう山道に入ると、綺麗な湧水があったのでひと休み。

不老の水とは凄い

ずぅーーーっと一緒にいたいので、沢山飲ませてあげたら旨いらしく、とても喜んでいた。
これでずっとずっと一緒だね、ボーイズ。

とても狭くてくねくねした道をどんどん登って行くが、たまにブッ飛ばしてくる単車とかが対抗してきてビックリするが、景色がとても美しい。


14時30分
余部崎灯台到着。

なんと日本一高い所にある灯台らしい。
自称灯台マニアの私には嬉しくてたまらない。
綺麗なトイレもありこんな静かな高台で遠くに漁り火を見ながらスルメイカで地酒をあおり、ここで寝られたら最高ではないか。
しかし泊まりたいところだらけでキリがないなぁ。


狭い峠道をどんどん下ると、途中に小さな小さな集落があった。
女性が井戸端会議をしており、皆生き生きとしていたのがとても印象的であった。

15時
余部橋梁到着。

コンクリートの橋になる前は、言わずとしれたトレッスル橋の余部鉄橋だった。
その頃は何度も訪れたが、余部橋梁になってからはこれで2回目の訪問だ。

トレッスル橋の橋脚が一部残されているのが有難い。

道の駅が併設されており、まずはそこで国道ステッカーをゲットしてから資料館みたいな所でビデオを見ていたら、あまりにも凄すぎてボーイズをほったらかして二本とも最後まで見てしまい、余部橋梁の凄さに改めて感動した。

もう何度もこの地を訪れているが、恥ずかしい事に餘部駅があるとは全くしらなかった。
駅マニアとしては本当に恥ずかしく私もまだまだだなぁと思い、もっと広い視野を持たなければと思う。

毎回立派なトレッスル橋を、下から眺めては満足していただけだった。


往年の大好きなトレッスル橋
カッコいい


垂直に組まれた足場みたいなのが余部駅へ行くエレベーターだが、勿論ワンちゃんは乗れない。
そんなことは私には問題なく、昔の方は歩いて登ったらしいのでボーイズと楽しく駅まで行く。

橋が掛け替えられ、それに伴い駅も新しく移動したらしい。
昔の駅を見たかったが、自分の未熟さに呆れてしまった。

新駅ホームの横に残された昔の線路。


餘部駅へ立つボーイズ。
チャイもこれで一人前の駅犬になったかな。


エレベーターの所まで行ってみる。

途中にあったガラス張りの床をボーイズに歩かせたら、涼しい顔をしていた。


しかし橋の横にある目の細かいグレーチングの上では、チャイは怖くて震えている。


下まで数十メートルはある。

かなりビビっているチャイ。

それを横で見ていた年配のお母さんとその娘さんが、『可愛そうだよぉ~』と言ってチャイに同情していたが、
『もう一匹のほうはどうなのかしら』とか言ってウィリアムを乗せてみてーと目が訴えているので仕方なくウィリアムを乗せたら、全く動じていなくてつまらなそうな顔をしていた。

ビビるのを期待していたんでしょうね。

私達の横でそのグレーチングに乗った、とても綺麗なワンピースを着た若い女性のスカートが、下からの風でフワりと膨らんでいる。

本人はマリリンモンローみたいだと言って喜んで、軽く押さえているだけだが、こちらは目のやり場にとても困った。
でもなかなか素敵な光景で、本当なら写真を撮りたかったのが本音だ。

それから更に山道を登り、駅と橋梁が見える所まで来たら、やはり偶然にも列車が来た。

餘部駅を出発し、橋を渡る列車。
素晴らしい

下からの構図
男前だね


餘部駅長は亀さん

気が付けば2時間半もここで楽しんでいた。
そろそろ出発だなボーイズ。

ありがとう餘部駅
ありがとう余部橋梁

痛ましい事故で亡くなられた方の
ご冥福をお祈りいたします。


17時50分
餘部駅の隣の鎧駅到着。

まだ餘部駅が出来る前、余部は海と山に囲まれた陸の孤島であったので、人々は余部鉄橋を渡りトンネルを抜けて、この鎧駅まで歩いて来たそうだ。
奥に見えるトンネルがそれで、これを抜けるとすぐ余部橋梁だ。

ここで今夜のねぐらを地図で探す。
久美浜に良さそうな道の駅があるので、そこに決めた。


但馬漁火ラインを東へ進み、小さな港町で給油。
懐かしい道を楽しみながら

18時30分
佐津駅到着

木造の駅舎でたまらない。


本当に素晴らしい駅だなぁ

今夜の寝床までもう少し走るので、ボーイズにここで晩御飯をあげる。
もう少し頑張れよー

夕陽が沈み、幻想的な風景に見とれる。

峠を越え、漁村を抜けて小さなスーパーで今夜の買い出し。
旨そうな刺身をゲットしたので、早くこいつで一杯やりたい。

暗闇の中、さらに険しい海沿いの峠を越えて、城崎温泉を通過。

最後の峠を越えて

20時30分
小天橋の手前にある久美浜の道の駅へ到着。

この道の駅に着くほんの少し手前で、小さなリアカーを押して歩く人を追い越した。

ボーイズを散歩させていたら、その方も到着。
リアカーの前には日本一周のプラカードが。

屋根下に荷物を卸してくつろいでいるので、そっとしてあげよう。

そして待ちに待った至福の時間だ。
先ずは大好物の刺身。

次は鶏肉でビールが進む。

ボーイズは疲れはててぐっすりだ。

何処が顔だかわからない、チューバッカみたいだ。

更にひとりでゆっくり酒を頂き

ベッドを作りぐっすりおやすみ

大冒険8

5月5日 (木)  晴れ

5時起床。

起きて周りを見渡すと私の他に1台だけ車中泊をしていたが、きっと夜中にここへたどり着いたのだろう。

本当にこの道の駅は人が居なくていいが、昼間の営業は大丈夫なのだろうか心配になる。



でもこの駅は蕎麦が有名らしく是非とも食べてみたいが、残念ながらまだ営業していないね。

ボーイズと周りを散策してから朝御飯。

朝焼けが美しく
今日はどんな旅になるのだろうか、毎朝ながらワクワクする。

とりあえず中国地方の山の中を、地図を見ながら狭そうな国道と県道をあえて探してそれをつなぎながらジグザグに東へと走る。

こんな山の景色が大好きで、好んで走る。

これでも国道だが、まさに酷道でワクワクだ。

写真ではわからないが右側はものすごい断崖絶壁でガードレールもなく、落ちたらイチコロだな。
勿論携帯は電波が来ていないから、なにかあったらお手上げなので緊張する。
心なしか見張りのチャイも緊張している。

こんな道はとても時間がかかるが気ままな旅なので慌てないし、走っていてとっても楽しい。

集落に出てしばらくするとウィリアムがオシッコー、と言ってきたので田んぼのあぜをお散歩。


物凄くヤバくて楽しい峠をいくつか越えて地図を見ると、とっても旨そうな鉄道が走っているではないか。

よしよし、これからたっぷり鉄分補給だ。

しかし何かおかしい。

もう線路が見えても良いはずなのに一向に見えてこない。

私は地図を見る事にはとても自信があるが、やはり私の間違いかと思い橋を渡ってから対岸を見るとちゃんとプレートガーター橋が見えるではないか。

なんだ有るじゃんと思いUターンしたのもつかの間、では何故さっき踏切がなかったのだろうかと悩みだした。

もしやこれは私にとって、最も震えがくる状況ではないかと思い、珍しくネット検索してみた。

やはりこの路線は2018年に残念ながら廃線になっていた。

私の今見ているツーリングマップルは2017年度版なので、まだこの路線は現役であった。

地図は毎年更新され1年毎に出版されるので、常に新しいのを持っていたいがそれも無駄である。

プロの運転手さんとかならやはり仕事なのでそれも分かるが。


でもこの古い地図のおかげでこの廃線跡にこられたわけで、今年の最新版の地図を持ってきていたらもう地図からはこの路線は消えているので、巡り会うことは無かったかも知れないと思うとなんだか嬉しい。


そうとわかれば廃線跡をゆっくりたどってみよう。
きっとまだホームの跡位は残っているかもしれない。

地図を見てみると近くに信木駅というのが有ったみたいなので、畑仕事をしている女性に聞いてみるが、残念ながら言葉が殆ど私にはわからなかった。

しかし感じからしてどうもこのすぐ先を下に降りていけばある様なニュアンスだったので、丁重にお礼を言って探してみる。


10時50分
信木駅跡到着

鳥肌がたった。

銘板こそないが、ホームどころか線路まで残っているではないか。


鉄道を失った地域沿線の住人には、通勤や通学で大変な思いをされている方も沢山いらっしゃるであろう。

そんな方達には私みたいなよそ者が、興味本意で廃線をうろつかれる事が迷惑で不謹慎だと思うので、できる限り丁寧な対応を心掛けている。


次の所木駅を探す為に、草刈りをしている方に道を尋ねた。

この方も仕事中にもかかわらず仕事の手を止め、とても丁寧にわかりやすく教えてくれた。


しかも今度は所木駅の入口には、最近出来たと思われるお洒落な駅入口の看板が立てられていたので、迷わずに進入。

どうもこの廃線跡を、地域住民がもり立てているような感じがしてきた。

そうだとしたら私はとても嬉しい。


11時10分
所木駅跡到着。
駅の横の踏切は道路になっている。

脇に有ったトロッコらしきもの。
きっと線路の上をこれで走れるんだな。
使途は不明。


お次は船佐駅跡だ。
幸い私の古い地図には駅が載っているので、道路の線形と照らし合わせて駅を探るが、やはり行き過ぎてしまい少し戻って探しまわったていたら、目の前に有ったのをなかなか気が付かなかった。
もうろくしたなオレ

11時20分
船佐駅跡到着

これはそのまま、まだ現役で今にも列車が来そうな佇まいだ。

駅舎もキレイに清掃されている。

駅舎の中には沢山の写真が。

駅前のロータリーには自転車置き場がしっかり残っており、今にも学生さんがやって来そうだ。

ホームから見た線路は錆びていて草ぼうぼうだが、現役の駅でも似たような光景の所は沢山あるので、今にも列車が来ても不思議ではない感じ。

ホームから自転車置き場を見ていると、何か動物がいるな。

よく見るとかわいいタヌキさんだ。
車に気を付けてなー

自転車置き場は本当に使っているのではないかと思われるほど綺麗だ。
こんな素晴らしい駅舎跡で駅寝をしてみたいが、残念ながらトイレが無いので諦めよう。

本当に心が和む光景だ。

このプレートガーター橋は数日後に撤去されるらしい。
仕方のないことだが、今日偶然ここに来られて本当に良かった。


11時30分
長谷駅跡に到着した。
この駅は簡単に見つけられたが、ここもホームにある柵がなければまさに現役そのものだ。


廃線から4年もたっているとはとても思えない。
地元の方達から、本当に愛されていたのがよくわかる気がする。

素晴らしい景色だ。

最後は粟屋駅跡だ。

見れば見る程、本当に廃線なのか信じられない。

できれば来た道を戻り他の駅も見たかったが、まだ広島の入口なのでこのペースでは帰れなくなる。
残念だがここでお別れしよう。



13時
庄原の街中でビッグを見つけたので丁度よい、酒もビールも食料も尽きてきたのでここで買い出しと昼御飯にしよう。

裏口の駐車場の木陰に停めるが、さすがに暑いので窓を全開にしてボーイズには留守番をしてもらう。

ビールにワインやら乾きもののツマミ、トドメは今晩の刺身だ。
お昼御飯のちらし寿司に非常食のカップ麺等、カゴに山ほど買い込みどさくさに紛れて保冷用の氷をもらって一安心。
これで何処でも安心して寝られそうだ。

ちらし寿司でお昼御飯。

少し休んで出発する。

ここからも素晴らしい駅が沢山続くが、3年前に単車でゆっくり見ているので横目で見ながらそれぞれを通過し、目指すは大好きな道後山駅だ。


14時20分
道後山駅到着。
あぁ、なんと素敵な駅なんだろう。

表から見ると木造モルタルの造りだ。
1936年、 80年以上も前の昭和11年に出来たこの駅舎は、当時の駅長が初めて見たときに、そのモダンな造りに驚いたらしい。



3年前にお世話になった最高の寝心地のベンチは、今も変わらずにあったのでゆっくり座ってみる。

とにかく徘徊する。

ボーイズもとても気に入ったようだ、

するとここでも自分の目を疑った。
なんと反対側のホームにパンダがノートらしきものを小脇に抱え、こちらに向かって歩いてくるではないか。

すると踏切が鳴り出し、来た列車に向かってそのノートを掲げている。
 

ローカル線とは思えない程沢山の乗客は殆どが鉄であろう。
皆がパンダの写真を撮りまくっている。

あっという間に列車は発車。

手前のホームには私とボーイズ。
向かいのホームにはパンダ。
周りには誰もいないシュールな光景だ。

私は思いきってパンダに話し掛けてみた。

私の質問には言葉を発せず、全てゼスチャーで答えるパンダ。

写真を撮っても良いかと聞くと、快くポーズをとってくれた。

そして駅から少し離れた所に停めてあった車に戻っていった。

うーーん、ダイヤを見ていなかったが、このダイヤで列車に遭遇出来るなんて、偶然にしても本当に運が良いとしか思えない。

もう5分位前に来ていればもう1本見られたけど、それはそれで調べてくると慌ててしまい、制約がでるのであえて成り行きにいつも任せている。

少し離れたパンダさんの車の中で、お兄さんが一生懸命汗を拭いているのが見えた。

それからおもむろにトイレに来たので、思いきって話し掛けてみた。

もう数年前からこの活動をしており、地域住民の方達とも交流してボランティア活動や清掃などをしているらしい。

やはりこの駅が好きでたまらないみたいだ。

これからも是非とも続けてくださいと激励してお別れした。

後に調べたらその筋ではかなりの有名人らしく、YouTuberでも有るとの事。

やはり私は本当になんにも知らない、ど素人な鉄だなぁ。

1時間以上も滞在して、色々と目に焼き付ける。

この駅の何がこんなにも私を引き付けるのか。
いくら見ていても飽きない。

後ろ髪を引かれる思いで出発する。
またいつか来よう。

今夜泊まる駅はもう決めた。
ここからは少し距離が有るが、明日は珍しく予定を立ててみたので思いきってそこまで走ろう。

R183を北北東へ進みまた鉄道と並走するようになると、撮り鉄さんらがカメラを構えている所を通りすぎた。

黒坂駅と言う看板が見えたので、休憩をかねて寄ってみる。

17時
黒坂駅到着。

カッコいいレクサスが停まっており、その横で私くらいの年齢のご夫婦が休んでいる。

その横に停めてボーイズにお水をあげ、お散歩をさせる。

しばらくすると列車通過のアナウンスがなったので慌ててホームに行くと、そのご夫婦も一緒に入ってきた。

このご夫婦はきっと筋金入りの鉄さんだと思い聞いてみた。


『なにか凄い電車でも来るんですか?』


旦那さん
『いや、さっき撮り鉄がカメラを構えていたので、なにか珍しいのが来るかと思って寄ってみただけです』

すると直ぐに特急やくもがやって来て、あっという間に通過していった。

特急しなのみたいに、前後の先頭車両が違うタイプでカッコいい。

通過後、『ただの特急でしたね』とご夫婦と顔を見合せたが、私にとってはいつもの事だがとっても嬉しい。

ご夫婦は地元の方で、今日は仕事が休みなので奥さんとゆっくりしている等お話を始めた。

定期便の長距離トラックの運転手さんで、私の住む所の近くにもよく来るらしく話が盛り上がった。

本当は奥さんとゆっくり信州を旅行してみたいのだが、仕事が忙しくなかなか出掛けられないみたいで、私の旅のスタイルを羨ましそうに見ていた。

そんなお話をして、先ほどの特急やくもから10分もしないうちに反対側のやくもがまた通過する。
嬉しい。

ご夫婦はそこでカッコいいレクサスに乗り込み、さっそうと走っていった。


私はもう少し駅を見ていたら、普通列車も見られたのが素直に嬉しい。

さて、私も出発しようとすると、駅前の小さな畑でお仕事をしていた高齢の男性が声をかけてきた。

『ワンちゃんを撫でていいか?』

私もいつものように
『勿論です。たくさん可愛がってください』とお願いした。

その方は80を越えていて、最近飼っていた犬が亡くなってしまったらしく、とても愛おしそうにボーイズを撫でていた。

私は、また飼えばどうですかと尋ねたら、
『もうオレのほうが先にいっちまうから飼いたくないんだよ』

私は、きっとまたワンちゃんを飼えば、さらに長生き出来るのではないでしょうかと無責任な事を言ってしまったが、本当にボーイズを可愛がってくださった。
ありがとうございました。

さぁボーイズ出発するぞ、今夜も少し頑張ろうな。

R482に代わり
18時
下蚊屋ダムで休憩。

カッコいいロックフィルダムだ。

地図を見ながらとても狭いヘキサゴンナンバーをショートカットしてつなぎ、暗闇のなか物凄い峠を越えて


20時15分
今夜のねぐら、隼駅に無事到着。


遠い所のナンバーを背負ったライダーが、マシンを駅前に停めて楽しそうに写真を撮っていった。

これから何処まで行くのか、何処に泊まるのか、遅い時間なので心配になるがきっと達人だろう。


この駅は15年位前に単車でお世話になったことがある。

スズキが誇るフラッグシップマシンと同じ名前の駅で、そのマシンを乗っているライダーの聖地でもある。

その時の私はどしゃ降りの中、野宿しながらここにたどり着いた。

この駅を守る会の会長さんがたまたまおられて、是非ともここに泊まっていってくれと進められ、駅の横にあるブルートレインを案内された。

私としてはそこまで言われればまんざらでもなく、お代を聞くとお賽銭方式だからいくらでもよいと言う。
本当にその方の気持ちでいいよと言うが、内心それが一番困るんですよ。

雨で疲れきっていたので、気持ちよく千円をお渡しして一晩お世話になった。

ブルートレインの中はじゅうたんが敷かれて改造されており、ゆっくり寝られる様になっていて、しかもファンヒーターまで着けてくれて、本当にありがたかった。

この駅が旅人を町ぐるみで歓迎してくれているのを知っているので、今日はどうしてもここまで来たかった。

大好物の刺身で昔を思い出しながら一杯をやり出す。

そして今日ビッグで調達した、ワンコインのお気に入りのワインで更にゆっくりやり、周りには民家が有るが静かな駅前でぐっすりおやすみ。