桜大好きの日記

思った事を綴ります

廻り合い

1月8日 (土) 晴れ


6時起床
ウィリアムとチャイとベッドからゴソゴソ起きて、ストーブに火を入れる。

お決まりのサラダとオムレツを焼くが、最近はなかなか上達してきたのが嬉しい。

洗濯物をストーブの周りに干してから
9時半出発


いつもの峠を越え、芸術的なハイウェイの橋をくぐる。
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途中のドラッグストアで、休憩をかねて今夜のツマミを調達。

所々雪が残る街道を快調に飛ばして、八ッ場ダムの少し手前にある、酒蔵が経営するドライブインでお昼に。
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私は大好物のお蕎麦
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妻はうどんが大好きなので、この地方のソウルフードのおきりこみうどんを。
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ここのお土産屋で私は酒饅頭をひとつ、妻はクッキーのおやつと甘酒を買う。
甘酒は残念ながらアルコールが残っているらしいので、私は我慢我慢。
甘酒が大好きらしい妻。
お酒は呑めないのにね。

それから八ッ場ダムを車窓から眺めながらどんどん進むが、今日は何故か途中から腰がとても痛くなり、我慢出来ずに道の駅で小休止。
お天気は最高だ
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腰の痛みも少し和らいだので頑張って駒を進め、新幹線の上毛高原駅で本日の鉄分補給。
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水上の町の手前で妻が突然『今、コーンスープって看板があった』と言う。
とても気になるようなので、引き返そうか?と尋ねたら今日はいいよ、明日ここを通るなら寄ってみようと。

湯檜曽の手前から右にそれてさらに山道を進むと、いよいよ雪深くなってきた。
この街道は何度か来ているが、雪道は初めてなので楽しい。
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カッコいい奈良俣ダムを下から望む。堤体が雪化粧して素晴らしい眺めだ。
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15時30分
予定通り今夜の宿に無事に到着。
湯の小屋温泉
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私好みの素晴らしい宿だ。
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角部屋で眺めも良く、とても綺麗なトイレがあり嬉しい。
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窓からは風呂場の屋根が見えるのだが、屋根に積もった雪がさっき滑り落ちたばかりだとご主人が言っていた。
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家族風呂があるというので、久しぶりに妻とゆっくり入り、雪見酒で至福の時間だ。
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そしてお待ちかねの晩御飯。
山のお料理と言う感じで、どれもとても美味しく地酒が進む。
岩魚は味噌で蒸し焼きしてあり、これもとても旨い。
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ゆっくり食事を頂き、部屋へ戻って更にゆっくり一杯やってぐっすりおやすみ。


1月9日 (日) 晴れ

6時起床。

昨夜は家族風呂だったので、珍しく朝風呂へ浸かりに行く。
素晴らしいお湯だ。

ここで私と同じか、少し年上の方が入って来られた。
横浜から来たとのことで、今日はスキーをしてから帰るらしい。

私も10年位滑っていないので、羨ましい。

これから私は足尾銅山跡のトロッコに乗りに行くと言うと、その方は足尾銅山にその様な観光施設がある事を知らなかったらしく、とても興味深く私に聞いてきていつか行きたいとおっしゃっていた。


なんとその方は若い頃、釧路の炭鉱で石炭を掘っていたらしく、私は炭鉱でのお仕事を時間を忘れて色々とお聞きした。

2人で露天風呂へ場所を移し、その方も懐かしそうに昔のお話を時間を忘れて沢山して頂き、大変参考になった。

これから鉱山跡を見学に行く時に、本物の坑夫さんに出会えるとは、なんて素晴らしい巡り合せなのだろうか。


釧路の炭鉱は小規模だが今でも採掘しており、一般公開はしてないが事前に連絡を入れると見学させてくれるという情報まで頂いたので、釧路に行ったら是非とも寄ってみたい。

私は丁重にお礼を言い、少しのぼせ気味で風呂を後にした。

長湯してお腹も減ったところで朝御飯。
どれも薄味でとても美味しく、全部平らげお腹一杯。
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8時半チェックアウト。

外の気温はマイナス5℃くらいか。
私はこの程度では驚かない所に住んでいるのだが、都会から来た方たちは皆さん驚かれている。
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今日は目的地が有るので少し忙しい。
昨日通った道とは別の道を下り、藤原ダム通過。
堤体の上を通るのはいつもぞくぞくする。
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ガソリン補給してから水上の道の駅で娘にお土産と、とてもでっかくて美味しそうなおにぎりひとつと唐揚げ棒があったのでそれも1本、お昼ご飯に買った。
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そして昨日逃したコーンスープのお店を無事に見つけて立ち寄り、美味しそうなスープを手にして喜ぶ妻を見て一安心。
こんな旅が楽しいね
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忙しい中、岩本駅で鉄分補給のつまみ食いをする。
この駅のホームからはなんと、迫力ある水圧鉄管が目の前に見える。
なんと素晴らしい駅なんだ。
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時間が無いのでここからは地図とにらめっこしながら裏道を駆使して駒を進め、大好きな上神梅駅までたどり着き一休みする。
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何度来ても胸がきゅうっとする、素晴らしい駅。
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しかしこの上神梅駅に訪れる度に思うことは、1時間に1本あるかないかのダイヤなのに、私が行くと必ず数分で列車がやって来る。
今回も到着してからたった5分で下り列車が。
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何度見ても心が和む。

この駅にもっと沢山いたかったけど、今日は時間が無いので後ろ髪ひかれる思いで出発。
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草木ダムの道の駅でお昼に。
この駅は昔ながらのドライブインが、道の駅になったとても味のある店で大好きだ。
お土産に国道ステッカーと草木ダムのステッカーを買う。

先ほど買った大きなおにぎりを妻と半分こして、唐揚げ棒も半分こして車中で頂く。
こんなご飯が本当に楽しい。
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この駅はライダーのメッカらしく、沢山集まっていて皆楽しそうにしており、この時期に乗れるなんて羨ましい限りだ。
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13時前になんとか足尾銅山到着。
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早速チケットを買い、ちょうど13時に出るトロッコが入線してきたので改札に並ぶ。
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一番前をゲット。
このダイヤにはお客さんは私達を含めて3組だけだ。
本当に嬉しくてたまらない。
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13時ちょうどにトロッコ発車。
急坂を黄色い機関車に引かれて下っていく。
するとカーブに差し掛かり、レールを良く見るとなんとアプト式ではないか。
ラックレールが良く見える。
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急坂を下りきった所の駅で、機関車を切り離す。
鉄にはたまらない光景で、本当に楽しい。
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そしてそこからはトロッコの先頭に運転士が乗り、トンネル目掛けて走り出す。
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突入
ロッコの屋根が支保工スレスレでたまらない。
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坑内の駅に到着。そこで下車してから坑内を歩いて出口まで見学するらしい。
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この先は立ち入り出来ないが、総延長約1,200キロメートルのトンネルが掘られたとのことでビックリだ。
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坑内の駅から坑口を見る。
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中には蝋人形で坑夫さん達が再現されており、当時の様子が忍ばれる。
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資料館でお勉強
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出口にあった洒落た看板。
こう言うのは大好き。
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お土産を少し見てから最終の出口には更に昭和レトロな何とも言えないラーメン屋があり、どうしても入って食べたかったが諦めた。
店名がカッコいい
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ロッコのそばに佇む、フランケンシュタインがいそうな廃変電所。
とても素晴らしくぞくぞくする。
中に入ってみたい。

が、近寄るとなんと中で唸りをあげているではないか。

良く見ると送電線が繋がっており、現役の変電施設だった。
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この工場へ送電してるみたいだ。
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さぁ、名残惜しいが仕方がない。
また是非とも再訪しよう。

今夜の宿に向かい少しでも近道をと、あえて山越えを選んだがやはり雪でとても走りづらかったが、無事に峠を越えた所でカッコいい水圧鉄管が。
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少し道を間違えながら、15時30分無事に今夜の宿に到着した。
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この宿はとても面白い造りの部屋で、なかなか楽しめる。
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私は狭い方の畳の上で寝た方が落ち着くな


そんなお部屋をしっかり楽しんだ後はさっと温泉に浸かり、足尾銅山ロッコのパンフレットなんか見ながら楽しみにしていた雪見酒だ。
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そして晩御飯
この宿は個室なので安心かな。
どれもとても美味しいので、やはり地酒を沢山頂く。
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お部屋に戻り、楽しい部屋でまた地酒を一杯やって、ぐっすりおやすみ。


1月10日 (月) 晴れ

6時起床

妻はいつもの様に朝風呂へ。

7時半に朝御飯。
宿の方たちはフィリピンの女性が多く、皆賑やかでにこやかでとても楽しそうに仕事をしていて、私も自然に笑顔になる。

どれもとても美味しく、今日も平らげてしまった。
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8時半にチェックアウト。
マシンがカチカチに凍っているので暖める。
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その間ロビーで女将さんがコーヒーを淹れてくれたので、有りがたく頂きながら色々とお話を伺った。
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出発すると中居さん達が手を振って見送ってくれて、本当に楽しい宿だった。

老神温泉、いつかまた再訪したい。
ありがとう

さぁ、後は無事にボーイズの待つ家に帰るだけだ。

それでも帰りがけの駄賃に、中之条駅で鉄分補給。
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一気に上田まで走り、西友で簡単に惣菜を買って車中でお昼ごはん。
本当にこんなお昼が楽しい。
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無事14時に帰宅。
相変わらずボーイズが狂って踊りだす。

ただいま


すっかり塩カルで真っ白になったマシンを洗って、ボーイズ相手にワインで一杯。

今回も本当に楽しかった